AGCの若手技術者、ガラス製造の“匠の技”をAIに学ぶ

  • 0
  • 1
国内で運用している「匠KIBIT」

AGCは、FRONTEO(東京都港区)と共同で、ガラス製造の熟練技術をコンピューターに集約し、若手技術者らが容易に知見を引き出すことができるシステム「匠KIBIT」を開発した。人工知能(AI)を使って知見を引き出す仕組みで、若手技術者らはQ&A方式で技術を学ぶ。AGCグループの国内ガラス製造拠点を中心に運用を始めており、今後は欧州を含む海外の同社グループのガラス製造拠点への展開も検討する。

FRONTEOが保有する自然言語解析AIエンジン「KIBIT」を活用した。若手技術者らが質問を入力すると、質問の特徴をKIBITが学習し、スコアリング(点数化)を行う。類似度の高い質問にひも付いた回答を質問者に提示する仕組みだ。自動回答できない質問は、該当する熟練技術者をKIBITが推定し、その熟練技術者に回答依頼を自動的に通知。回収した回答から若手技術者らは技術を学ぶ。

ガラス製造は、溶解・成形・加工などの複数の技術が組み合わされ、操業には高い技術力が必要。一方、各工場が蓄積したノウハウの共有や、熟練技術者から若手技術者への技能伝承が大きな課題だった。

日刊工業新聞2020年7月6日

キーワード
AGC AI カラス

関連する記事はこちら

特集