三井住友海上「リモート営業」拡大。代理店1300店にITツールの本気度

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三井住友海上火災保険はアフターコロナを見据え、代理店のリモート営業を支援する。「セールステック」と呼ばれるITを活用し、営業活動を効率化するツールを開発、プロ代理店約1300店舗に導入した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、対面営業に制約が生じることや収束後の働き方改革などを念頭に導入店舗を拡大する方針。

代理店営業支援システム「MS1 Brain」に業界初となる「PIPセールステック」の機能を加えた。パワーポイントの資料を基に、アバターや音声付きの提案動画を機動的に作成できる。コロナ禍に伴うテレワーク推進などで関心が高まるサイバー保険の提案などに生かせる。

同支援システムには、自動車保険などが満期を迎えるタイミングで人工知能(AI)が個人や法人の特性を分析し、新たな推奨プランを動画で提案する機能がある。自動車保険の場合、AIによる最適化提案で成約率は約2―3倍になった。三井住友海上はリモート提案でも顧客に受け入れられることが裏付けられたと見ている

同社はデジタル技術の活用で時間や場所の制約を減らし、顧客の利便性向上を目指している。今後も対面と非対面のベストミックスによる営業モデルを模索する。

日刊工業新聞2020年7月1日

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