医療従事者のコロナ感染防ぐPCR検査バス

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バスの外観

ビッグウェーブホールディングス(HD、浜松市東区、仲谷正樹社長、053・545・3101)は、静岡県内外の5社と協力し、車内で新型コロナウイルスのPCR検査を実施できるバスを開発した。医師と被験者とのスペースをアクリル板で仕切るなど、感染予防の工夫を施した。現在、東京都府中市の医療機関が1台目を使用中。今後も関係機関から依頼があれば生産に応じる。価格は消費税抜きで約1500万円を想定している。

感染予防のため、被験者は車の後方、医師は運転席側から車内に入る。検査の際は医師と被験者を仕切るアクリル板につながる長手袋に手を通して検体を採取するため直接接触がない。

陰圧装置を使い、医師側から被験者側に空気が流れる構造とし、感染リスク低減を図った。水で希釈した殺菌・消毒液をミスト状に噴射できる装置も備えており、検査後に被験者がいたスペースを消毒できる。

PCR検査が可能なバスの車内

ドライブスルー式のPCR検査が各地で始まったが、熱がこもりやすい防護服を着た長時間の検査作業は、夏場を控え、熱中症リスクが危惧されている。エアコンを完備した車内で検査を行うことで、外部環境に左右されず、必要な時、必要な場所に赴いて実施できる。

同車両は新型コロナ感染拡大が始まって以降、医療関係者が感染リスクにさらされ続けている状況を解決したいという気持ちから生まれた。仲谷社長は「この車両が医療関係者の感染リスク問題の解決につながれば」と普及を期待する。

日刊工業新聞2020年6月30日

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新型コロナ バズ

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