4時間で組み立て可能な診察隔離装置、医療施設不足の解消に役立て!
日立GLSが月内に発売
日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS、東京都港区、谷口潤社長、03・3502・2111)は21日、診療用隔離装置「陰圧クリーンブース(=イメージ)」を月内に発売すると発表した。
約4時間で組み立てでき、病院内や臨時の医療施設として利用する大規模施設内への設置を見込む。価格や生産数については非公表。
大きさは縦5.5メートル×横4メートル×高さ約2.3メートル。組み立て業者を派遣して設置する。
再生医療施設向けの室圧制御技術やクリーン化技術を活用して、ローツェライフサイエンス(茨城県つくば市)などと共同開発した。天井面からHEPAフィルターを介した清浄な空気を取り込む。海外での電源にも対応。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐ観点から、陰圧クリーンブースに関する知的財産の無償利用を検討している。
日刊工業新聞2020年5月22日