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ウイルス流出防ぐ仮設型陰圧ハウスで医療施設不足の解消へ

4月下旬から順次レンタル開始
ウイルス流出防ぐ仮設型陰圧ハウスで医療施設不足の解消へ

仮設型ユニットハウス「仮設陰圧ハウス」

アクティオ(東京都中央区、小沼直人社長、03・6854・1411)は、医療機関での利用を想定した仮設型ユニットハウス「仮設陰圧ハウス=写真」を開発した。4月下旬から順次レンタルを開始。新型コロナウイルス感染拡大で懸念される医療施設不足を支援する。

同ハウスは、内部の気圧を外部よりも下げて、病院でも利用されている換気用HEPAフィルターを設置し、前室と診察室に間仕切りした。

前室には、小型集塵機付きエアシャワーを置いた。体に付着したウイルスやホコリなどを落とせ、診察室に入る前の準備部屋として使用する。

診察室は、室内の気圧をマイナス2・5パスカル以上に設定し、超微細粉塵対策集塵機で空気を循環させる。抗ウイルスのHEPAフィルターを通して排気する。

これにより、ウイルスを外部に流出させず、診察室を清潔な状態に維持できるという。

同社は建設機械を中心にレンタル事業を展開するが、今後も社会課題を解決する製品やサービスを提供していく考えだ。

日刊工業新聞2020年4月22日

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