「ハイエース」をPCR検査用に改良、豊田合成が医師会に提供のワケ

医療デバイスの共同開発でつながり

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PCR検査用車両

豊田合成は、新型コロナウイルスのPCR検査用車両を1台、東京都医師会に提供した。トヨタ自動車の商用バン「ハイエース」を改造したもので、臨床検査技師と被検者を壁で仕切ることにより接触せずに検体を採取できる。軽症者向けの施設となる都内のホテル近隣に配置し、活用することを想定している。

豊田合成が開発した電気の力で伸縮するゴム素材「eラバー」を活用した医療デバイスなどを、大学や病院と共同開発している関係で検査車両の提供を実現した。車両後部に作業用に手を出すスペースを設けた仕切りを設置しており、隔壁越しに検体を採取できる。車両の改造はトヨタ子会社のトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(横浜市港北区)が手がけた。

今後は共同開発を進めるベンチャー企業とも協力しながら、検体採取の自動化や検査データ解析といった改良を検討するという。

日刊工業新聞2020年5月19日

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