経営統合を控える自動車部品メーカー、RPA導入で間接業務を月1000時間削減へ

データ作成や報告メールなどの定型業務を自動化

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情報システム室が中心となりRPA導入を推進し月間1000時間の業務時間削減を目指す

ショーワは間接業務を削減するため、全社にRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)を導入する。データ作成や報告メールなどの定型業務を自動化し、従業員が本来やるべき仕事に集中できるようにして働き方の質を高める。今秋に統合を控えるが当初掲げた間接業務の月間削減目標を変えずに、2021年3月までに20年3月比22・5%増の1000時間を目指す。

RPAの導入を進めるのは経理や総務、情報システム、品質保証、購買などの部署に関わる間接業務が中心。定期的なウェブの情報収集やデータの取り込み、表計算ソフトのデータ作成など簡易的な作業を中心に自動化する。工場でも取引先のデータをパソコンにダウンロードし、印刷する定型業務があるためRPAで自動化した上で、各生産拠点にその自動化した共通業務を水平展開する。20年3月時点で15部門に導入し140件のRPAが稼働する。

RPAの開発にあたっては、本社管理本部情報システム室が中心となり各部署の現場担当者と連携して進めている。自動化できそうな案件の洗い出しから始まり、RPAの開発、テスト、本番運用となる。業務の難易度にもよるが平均で5日あれば導入が完了するという。現在は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でウェブ会議を通じて遠隔の拠点の導入を進めている。

1日10分程度の簡易で小さな作業でも、自動化することで担当者の心的負担の軽減や、やるべき業務に集中する時間の確保、ミスの削減につなげる。今後は導入する部署を増やすほか、より複雑な業務などに自動化する範囲を広げていく。

日刊工業新聞2020年5月12日

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