【新型コロナ】自律走行型警備ロボットが消毒液を散布します!
ZMP(東京都文京区、谷口恒社長、03・5802・6901)は、自律走行型の警備ロボット「PATORO(パトロ)」に、5月からオプションで消毒液散布機能を搭載する。新型コロナウイルスの感染拡大で、病院や人の多い場所において巡回消毒需要が高まっていることに対応する。病院や介護施設、商業施設などに幅広く売り込む。
消毒液散布機能のオプション料金は月額1万円(消費税抜き)。パトロは全長781ミリ×幅654ミリ×高さ1089ミリメートルの外形寸法で、カメラによる映像監視や記録、騒音や異常音の検知、火災検知や警告などの機能がある。1時間の充電で4―5時間、決められたコースを無人走行できる。同ロボに電動噴霧器による消毒液散布機能を搭載することで、床やショーケースの巡回消毒のほか、座席や手すり、つり革、エレベーターボタンの消毒にも利用できる。
当初は年数百台から1000台程度の販売を見込んでいたが、新型コロナウイルス感染拡大で消毒需要が急激に高まっているのを受け、急きょ消毒液噴霧機能を搭載した。引き合いの増加に備え、量産化による増産も検討する。
日刊工業新聞2020年4月29日