病院入場管理にロボット活用!院内感染防止の切り札となるか

来院者全員に感染症のスクリーニングを実施

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受け付けの前に、コロナ特有の症状の有無をロボットで確認する

シャンティ(東京都目黒区、稲垣幹矢社長、03・6873・6419)は、新型コロナウイルスの病院での感染防止対策として、ロボットによる入場管理を岡山中央病院(岡山市北区)で始めた。病院の入り口にロボを設置し、来院者全員に感染症のスクリーニングを実施することで、コロナウイルスが受け付け職員や院内の患者へ移るのを防ぐ。コロナ感染者が増える中、病院の院内感染防止が新たな課題として急浮上しており、シャンティは病院向けに安価な特別料金を設定し、拡販を図る。(編集委員・嶋田歩)

一般的な病院では初診者が受け付けを訪れ、職員から問診票を渡されてそれに記入し、職員がその回答に基づいて感染症の疑いを判断している。これだと感染者が病院内に入ってしまうリスクが生じる。

岡山中央病院はドアで仕切った外側に、ロボを設置。ロボが来院者にコロナ特有症状である嗅覚・味覚異常やせき、発熱、倦怠(けんたい)感などの症状を尋ねる。問題がない来院者は受け付けに通し、問題がある来院者はスタッフが別途、対応する。マスクをつけていない来院者にも同様の対応を行う。ロボによる水際検問で感染疑いがある人の来院をチェックし、院内感染を防ぐ。

シャンティはロボをもともと、白内障手術の患者説明用などにレンタル販売してきた。消費税抜き料金は、初期導入費用が50万円、月料金が1万円だった。

コロナ感染拡大で院内感染防止の需要が大きいと判断し、受け付け案内に特化して料金を初期30万円、月5000円へ引き下げた特別プランを発売した。特別プランは岡山中央病院も含め合計5施設・9台を成約済みで、引き続き拡販する。


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日刊工業新聞2020年4月20日

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