【新型コロナ】全国初「マスク着用条例」の中身
神奈川県大和市は16日、新型コロナウイルス感染症対策として市民にマスク着用を促す「大和市おもいやりマスク着用条例」を同日施行したと発表した。
罰則はなく、マスク不足に対しては手作りマスクの情報発信などで対応する。大和市では「全国初の取り組み」としている。
条例は大木哲(さとる)市長(写真)の発案で「周囲への配慮という利他の精神と、感染症対策」を狙うもの。広報媒体で周知を進める。大和市は新型コロナの収束後、感染症対策としてマスクを約100万枚備蓄する。
また同市では新型コロナ対策として、市内在住で内定取り消しや勤務先を解雇された人を対象に、臨時的任用職員を約5人採用する。フルタイム勤務で任用期間は5月1日から10月31日まで。市のホームページなどで募集する。
日刊工業新聞2020年4月17日