スズランが中国でマスク新工場、倍増の月3000万枚

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新型コロナに収束の兆しはない(イメージ)

スズラン(名古屋市北区、国枝靖弘社長)は、中国江蘇省にマスクなどを生産する新工場を建設し、2022年1月に稼働する。マスクの生産能力は月間2500万―3000万枚で現状の2倍以上となる。新工場は自動化システムを導入し、新たに医薬品レベルのアルコール綿の生産も始める。投資額は約35億円。

スズランは中国に江蘇省太倉市、上海市、常州市の3工場を持つ。新工場は太倉市の工場を現在地に近い西部工業団地に移転、拡張する。敷地面積は約3万7000平方メートル、建屋は3階建てで延べ床面積約4万3000平方メートル。不織布マスクのほか、アルコール綿を月間1億枚、化粧綿を同33億3000万枚、ガーゼを同1万―1万2000キロメートル生産する。

同社は医療用ガーゼで国内シェアトップ。手作業の工程が多いが、新工場は生産工程や搬送にロボットを導入し自動化する。医薬品製造に適した製造管理・品質管理基準「GMP」にも対応。クリーン環境を整え、同社の中国工場で初となる医薬品の生産も始める。

マスクの生産量は現状比2―2・5倍になる。大半は日本向け、一部中国でも販売する。同社は昨年、新工場の用地を取得。稼働は22年初頭だが「今回の新型コロナウイルスのような事態はこれからも起こり得る。人々の不安が少しでも減るように」(国枝社長)と工場着工を即断した。

マスクの生産能力は2倍以上に(中国新工場の完成予想図)

日刊工業新聞2020年4月3日

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