人気動画の料理を食べられるフードデリバリー!三井物産が仕掛ける新たなビジネス

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テイストメイドの動画で登場するライフスタイルグッズをインターネットで購入できる

三井物産がデジタルを活用した新たなビジネスに挑戦している。2019年春に出資した動画制作・配信の米テイストメイドは、世界中で約2億5000万人以上のユーザーに食や旅行、ファッションなどの動画を配信。日本でも、このライフスタイルメディアを活用した関連ビジネスが本格化してきた。

「流通業界にもデジタルの波が来ている。いかに消費者との接点を持ち、消費行動を把握していくかを考えた際、メディアが起点となるのではないかと考えた」―。三井物産の降籏邦義流通事業本部デジタル戦略部DT推進室長は、テイストメイドと協業する狙いを語る。

日本法人のテイストメイドジャパンは19年11月、人気動画の料理を実際に食べることができるフードデリバリーを東京・中目黒エリアで始めた。利用者は大手デリバリーサービスのアプリケーション(応用ソフト)を使って注文ができる。同年12月には、テイストメイドの動画に登場するライフスタイルグッズを購入できるオンラインストアも開設した。

動画で見てもらい、気に入ったらデリバリーで食べたり、サイトを通じて購入したりすることが可能だ。主に20代半ばから30代半ばの「ミレニアル世代」と呼ばれるユーザーにアプローチする。三井物産では、これまでファッションEC(電子商取引)サイトを運営するグループ会社のビービーエフ(東京都千代田区)をはじめ、デジタルのノウハウを蓄えてきた。

ビービーエフでは、約100サイトを現在運営、約350ブランドの取り扱い実績を誇る。デジタルを活用しながら消費者との接点を広げ、新たなサービスを創出していく。(浅海宏規)

日刊工業新聞2020年4月3日

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