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営業ツールに3次元CG活用!イメージ掲示で訴求力向上へ

旭サナック、塗装機の提案力強化

旭サナック(愛知県尾張旭市、間宮幹雄社長、0561・53・1212)は、塗装機(写真)での3次元(3D)コンピューターグラフィックス(CG)を活用した提案営業を本格化する。塗装の仕上がりや塗装機導入時の様子をイメージしやすくし、顧客への訴求力を高める。

CGでイメージを提示するシステムは、市販ソフトウエアを元に自社内で構築する。製品設計時のCADデータを活用。写真と同等の発色で、塗装後の部品が完成品に組まれた際の見栄えを多方面から、光の加減や天気の変化なども反映して再現できる。塗装機を導入する際のレイアウト検討や干渉の確認にも使っていく。

同社は本社以外で初のテスト塗装拠点を5月に埼玉県桶川市に稼働予定で、遠隔地からテスト塗装の様子を確認できる環境も整える。アフターサービスも強化中。

2020年5月期の売上高見込みは140億円で塗装事業が5割以上。CG活用による提案営業で顧客先での存在感をさらに高め、シェアを拡大する。

日刊工業新聞2020年3月26日

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