1000㎥の木材を活用した11階建てホテル、札幌で開業へ

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ホテルロビーのイメージ

三菱地所は札幌市中央区で、北海道産の木材を構造材に採用する11階建てホテル開発「(仮称)大通西1丁目プロジェクト」を着工した。約1050立方メートルの木材を使う予定で、1―7階を鉄筋コンクリート(RC)造、8階をRC造と木造のハイブリッド、9―11階を木造で仕上げる。同社グループのロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営する北海道で初めてのホテルとし、2021年秋の開業を計画する。

3―7階に三菱地所が開発した配筋付製材型枠を採用。通常は廃棄する型枠用木材を天井の仕上げ材として残し、低コストで客室の木質化と環境配慮を実現する。工程を簡略化・短期化する効果も見込む。また、8階の床には北海道産トドマツによる直交集成板(CLT)を採用。木造の9―11階は建物構造を高耐力の枠組み壁面で支える独自工法を用い、客室内に柱や梁(はり)が出ない設計を可能にした。床にはCLTを採用する。

建物に使う木材のうち、約80%にあたる約840立方メートルを道産材でまかなう。構造部だけでなく、内装や建物の外壁にも木材をふんだんに採用。自然のぬくもりに包まれるような空間を演出する。

日刊工業新聞2020年3月30日

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木造 ホテル 三菱地所

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