新型コロナで大変だけど、JR東海の設備投資が過去最大になる理由

新型新幹線の営業開始やリニア工事着実に

  • 0
  • 0
7月から営業運転を開始する新型新幹線「N700S」

JR東海は2020年度の連結設備投資額として過去最高の7180億円を投じる。19年度の計画値は6210億円だった。東海道新幹線では次期新幹線車両「N700S」の投入を始めるほか、地震対策や大規模改修工事を実施。リニア中央新幹線の工事費には、19年度計画比700億円増の3800億円を設定し、27年開業に向けて工事を加速する。

新幹線・在来線に関する安全関連投資は2340億円。19年度計画に比べて230億円積み増す。地震対策では、新幹線の脱線防止ガードを約59キロメートル敷設するほか、駅天井の脱落防止や在来線高架橋柱の耐震化を図る。

車両関連ではN700Sを20年度に12編成新造し、7月から営業運転を開始。21年度に投入予定の通勤型電車「315系」について設計を進める。

リニア関連工事は、都市部の非常口や中間駅の工事が本格化。高架橋工事に着手するほか、大深度地下トンネルの掘削に向けて、シールドマシンの現地組み立ても始める。

金子慎社長は「新型コロナウイル感染症拡大の下、厳しい経営環境にあるが、安全・安定輸送を最優先に、中央新幹線の工事も着実に進める」と話す。

日刊工業新聞2020年3月27日

キーワード

関連する記事はこちら

特集