長岡技科大の企業人材受け入れる大学院の科目、「アイデア開発道場」が面白い

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今年度スタートした「アイデア開発実践」の授業

長岡技術科学大学は、4月から大学院の共通選択科目「アイデア開発道場」で企業人材の受け入れを始める。製品化の発案や試作などの実習をする。学生だけでなく企業の人材も参加することで、教育効果を高める。授業は1学期(4―7月)と2学期(9―12月)に実施。一つの学期につき、それぞれ最大2社の人材を受け入れる。

アイデア開発道場は長岡技科大技学研究院の改田哲也教授が受け持つ。製品化につながるアイデアを発案する「アイデア開発実践」と、同大技術科学イノベーション専攻の科目で製品化案の試作などに取り組む「アイデア開発実習」の2科目で構成する。

企業人材の受け入れに当たり、学生らと共同で新製品の開発などに向けてアイデア出しをする「委託研究」と、従業員が学生とともに授業を受けてアイデア創出力を高める「人材育成」の二つのメニューを用意した。委託研究は、アイデア開発実践で案出しをするほか、希望があればアイデア開発実習での試作にも応じる。

費用は委託研究が約300万円、人材育成が1人当たり30万円程度を想定する。科目のアイデア開発実践は学期単位だが、アイデア開発実習は試作に時間がかかるため、1年単位での参加も想定している。

アイデア開発道場は、2019年4月に始めた。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成や生活を豊かにする製品のアイデアを生み出し、自立成長する学生を輩出するのが、当初の目的だった。企業人材の受け入れ表明で「地元・新潟県の企業も積極的に来てほしい」(改田教授)としている。

日刊工業新聞2020年3月5日

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