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これで議事録もラクになる!?時空テクノロジーズが新たなウェブサービスを開発

時空テクノロジーズ(東京都港区、橋本善久社長)は、会議などの会話をテキストに直して編集できるウェブサービス「Logmeets(ログミーツ)」を開発した。打ち合わせをしながらテキストを残し、簡単に議事録に編集して共有できる。要約した議事録と、すべての記録が残りアイデアを見返せる。今春から夏ごろに録音デバイスを製品化してサービスを始める。

ICレコーダー型のデバイスで録音しながら音声データをサーバーに送って音声認識する。すると十数秒遅れて会話がテキストとして返ってくる。ほぼリアルタイムに文字おこしが進むため、打ち合わせの最中に少し前の会話を振り返ったり、抜粋や要約、修正などの編集が可能。振り返りや検索用のタグとなる言葉を織り交ぜながら会議を進行すると、より簡単に議事録をまとめられる。

録音デバイスは売り切り。文字おこしなどのウェブサービスは従量課金を含めたサブスクリプション(定額制)モデルで提供する。人工知能(AI)での音声認識のほか、人手による文字おこしも依頼できる。1時間当たり1万―3万円と既存の文字おこし業者と同等か、より安価に提供する。サービスのメーン機能はできており、課金管理機能などを作り込む。

テキストや音声などのデータを残すと、コンプライアンス管理などにも使える。AI技術を活用しやすく、接客シーンでの感情推定や、データを一元管理して事例を集計するなど応用が利く。

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