誕生日にはメダルをあげよう!普及協議会を立ち上げた思い
誕生日に新しい習慣を―。野火止製作所(埼玉県新座市、048・481・2300)の川上博史社長が一般社団法人「バースデーメダル普及協議会」を設立した。誕生日にメダルを贈る習慣を定着させたいとの思いから、インターネットによる製作秘話の投稿や優秀作の表彰など普及イベントの推進母体にする。東京五輪・パラリンピックの開催が近づき、「いずれ海外でも習慣化してほしい」(川上社長)と夢を描く。
同会の代表理事には川上社長が就いた。当面、事務局を社内に置く。春にはホームページを立ち上げ、メダル本体と製作にまつわるエピソードの投稿を受け付ける。「難病の子どもが五輪アスリートに手作りバースデーメダルを贈呈するといった感動的なストーリーが出てくるとうれしい」(同)と期待する。
秋までに投稿作品を募り、一般による投票や審査を行い、年末に優秀作の表彰式を開く意向。「スポンサーが付いてくれれば、収益の一部をパラリンピックの支援団体などに寄付したい」(同)と話す。子どもたちを対象にしたメダル工作教室や、工作キットの販売なども企画している。
日刊工業新聞2020年3月2日