“スーパーの店内産”レタスを販売、西友が店舗に植物工場

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西友上福岡店の店舗内に開設した植物工場

西友はプランツラボラトリー(東京都港区)と共同で植物工場を開設し、26日から水耕栽培レタスを販売開始した。場所は西友上福岡店(埼玉県ふじみ野市)の店内。植物工場の店内での設置は西友とプランツラボラトリー両社にとって初めて。年間9万3440株の生産を見込んでおり、西友の由佐奈穂子不動産部長は「今回の植物工場設置は、パイロットと位置付けている。今後、拡大していきたい」としている。(さいたま・阿部未沙子)

植物工場の導入は、顧客の鮮度に対する要求の高まりへの対応と、店舗の売り場の有効活用を進めるため。導入費用は明らかにしていない。上福岡店の3階、約45坪の区画内の約30坪で、プランツラボラトリーと東京大学が共同開発した植物工場システム「PUTFARM」を利用。同システムは、敷地の広さや屋内外を問わず設置できるのが特徴だ。

現在、グリーンリーフレタスを栽培し、1株137円(消費税抜き)で販売中。工場内での栽培により、天候に左右されないため安定供給が可能。さらに無農薬栽培もでき、安全性も確保できる。同店舗のほか、近隣の4店舗でもレタスを販売する予定。

店内植物工場で収穫したレタスが並ぶ売り場

プランツラボラトリーの湯川敦之社長は、「どこかのタイミングで、品種を増やそうと考えている」と話した。また、西友上福岡店の岡山敏尚店長は「県産県消で付加価値がある商品を販売できることを喜ばしく思う」と述べた。

近年、安全面や産地からの距離が近いといった理由から、地場野菜や契約野菜へのニーズが拡大しており、西友もこうした商品の取り扱いを増やしている。植物工場での栽培もこうした安全・安心な野菜を提供する取り組みの一環となる。

日刊工業新聞2020年2月27日

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