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ハローワーク職員が職業訓練を体験する意味

関西職業能力開発促進センター(ポリテクセンター関西、大阪府摂津市)は、ハローワーク職員向けの見学説明会で、職業訓練体験を初めて実施した。ポリテクセンターは離職者の公的職業訓練などを行っており、希望者はハローワークを介して訓練受講を申し込む。施設見学に加え、実際に訓練を体験してもらうことで、訓練希望者の窓口となるハローワーク職員に施設や訓練内容への理解をより深めてもらい、ミスマッチを最小化する狙い。

見学説明会には16人が参加し、3次元(3D)CADを使った設計や、ブレーカーの接続など電気工事の基礎にあたる訓練を体験(写真)。また施設内を見学しながら、各訓練コースの概要や修了生の就職事情などを説明した。ポリテクセンター関西は社会情勢などを鑑みて職業訓練の内容を適宜見直しており、定期的にハローワーク職員向けに変更点などの説明会を開いている。

日刊工業新聞2月4日

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