東大などが開発した「謙虚なリーダー育成プログラム」の中身

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東京大学先端科学技術研究センター、電通の専門組織「電通ダイバーシティ・ラボ」、日本エンゲージメント協会(東京都中央区、小屋一雄代表理事、03・6264・4356)は、チームの謙虚な(ハンブル)リーダーの養成プログラムを開発した。リーダーの弱みをチームに見せ、メンバーの多様性を生かして成長する組織づくりがポイント。ダイバーシティーやコーチングの新たな切り口として、共同研究でプログラムの効果検証を行う。

3者が活用したのは東大先端研の熊谷晋一郎准教授が取り組む「当事者研究」だ。これは精神障害者の生活や就労を支援するのに、弱みや困難をチームで共有し、失敗の仕組み解明や対処法の模索にメンバー全員が当事者として取り組んで、新たな知見を蓄積していくものだ。ハンブルリーダーは自身の限界や無知をさらけだすことで、チームの自由な発想を引き出し、組織を成長させる。

今回、開発したリーダー養成プログラムで実践型のトレーニングを行う。ここで電通ダイバーシティ・ラボによるダイバーシティーの基礎知識と応用方法を、日本エンゲージメント協会による帰属・仲間意識のエンゲージメント向上ノウハウなどを導入する。

効果検証はプログラム参加者の謙虚なリーダーシップ、心理的安全性、知識の共有に着目して行う。参加による数値の変化を、アンケートやインタビューで調査していく。

日刊工業新聞2020年1月23日

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東京大学 電通

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