【現地取材】あす開幕のCES、日本のスタートアップが存在感

CESのHP

最新技術がどう暮らしを変化させるのか―。米ラスベガスで7日(日本時間8日)に開幕する世界最大規模の家電・ITの見本市「CES」。大手企業だけでなく、スタートアップも進化する技術の“出口”を形にした製品開発に力を注ぐ。その開幕を前に5日(同6日)有力な次世代製品を紹介するイベント「CESアンベールド」が開かれた。各国から約180社の企業が参加。日本のスタートアップからも“世界初公開”の製品が並んだ。(取材・日下宗大)

glafitの鳴海禎造CEO

glafit(和歌山市)は電動スクーター「LOM(ロム)」を初公開した。アプリとも連動し、家族や知人とのシェアリングも可能になる。快適性も追求した構造で、鳴海禎造最高経営責任者(CEO)は「ラストワンマイルで従来の自転車以上に活躍する電動モビリティーを目指す」と意気込む。さらに2―3年後には電気自動車(EV)の生産にも着手したい考えだ。

Shiftall(東京都中央区)は二つのスマート家電を初披露。その内の一つが机上に拡張現実(AR)を映し出せる小型プロジェクター内蔵の照明「ビーマー」。食卓の上にある料理などといった物体を照明に付属するカメラが認識すると、ウェブから取得した関連情報が机に映し出される。食卓を囲む家族同士のコミュニケーションを促すのが狙いだ。「照明は100年間、変わってこなかった」(岩佐琢磨CEO)と話し、新しい照明の形を示した。

モノのインターネットからモノのインテリジェンス(知能)の“IoT”へ―。CESを主催する全米民生技術協会(CTA)のバイスプレジデントのスティーブ・コーニグ氏は開幕に先立つ5日(日本時間6日)会見し、デジタル技術の進展があらゆる産業に影響し、「IoT」という言葉自体も変化していると強調した。

日刊工業新聞2020年1月7日

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