なぜ「エヴァ」デザイン?三菱自などが災害対策車
三菱自動車とスカパーJSAT、ゲヒルン(東京都千代田区)は23日、災害対策車(写真)を共同で製作したと発表した。災害により長期停電や通信網の途絶があった際、同車を活用して防災情報の配信や地域支援を継続的に行うのが目的。同車は人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のデザインを採用した。2020年2月に東京都と札幌市で運用を始める。
災害対策車は電力供給ができる三菱自のプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」をベースにした。同車にスカパーのアンテナを搭載することで、衛星通信サービスを利用できる。これにより、ゲヒルンが持つ防災情報の安定的配信を実現した。
同アニメ作中で人々を守る組織として活躍する「特務機関NERV(ネルフ)」のマークを施し、同組織に倣って防災を促す。
日刊工業新聞2019年12月24日