意外となかった?自販+ロボット、顔認証でオンライン決済
パンゴリン・ロボット・ジャパン(東京都調布市、丁勁松社長、042・426・8050)は、移動自販機ロボットを日本で2020年3月をめどに発売する計画を明らかにした。自律走行の配膳ロボットと同程度の大きさで、本体内部に飲料などの商品を搭載。上部のカメラで顔認証して個人を特定、注文と支払いはオンラインで行い、財布もスマートフォンも必要ないという。消費税抜きの価格は100万円程度を予定。
中国・江蘇省の親会社は案内ロボットや配膳ロボットを手がけ、ショッピングモールやレストランなどへ販売している。配膳ロボは客の注文を聞いて後から料理を持ってくるスタイルだが、自販機ロボはその場で商品を受け取れるのがメリット。
中国は個人の顔認証制度が広く普及しているが、日本の場合は顔認証の利用が限られているため、普及の課題となりそうだ。ただ、広いスペース内を動く空港ビル内の販売や、カラオケボックス店の需要などはあると見ている。
日刊工業新聞2019年12月20日