園児の呼吸状態を映像解析で可視化するAI

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AIの映像解析を用いて保育園で昼寝する乳幼児の呼吸状態を見守る(イメージ)

シンクチューブ(神戸市東灘区、海藻敬之社長、078・857・8390)は、人工知能(AI)の映像解析を用いて保育園で昼寝中の乳幼児の呼吸状態を見守るモニターシステムを開発した。2020年1月にまず近畿地域から受注を始めて、同年4月以降に納品する。1システムレンタル時の消費税抜きの初期導入費は5万円から。同月額料は1万8000円。初年度は300システムの販売を目指す。

AIモニターシステムの「すやすやうぉっち」は、人目では判別できない保育園で昼寝中の乳幼児のわずかな動きを映像で検知・解析するだけで呼吸状態を可視化できるのが特徴。可視化により乳幼児の異常をいち早く発見する。これまで保育士が数分ごとに胸に手をあてていた乳幼児の呼吸確認の負担も軽減する。

カメラと処理装置、ハードディスク、タブレット端末で構成。操作は簡単で画面に映った乳幼児をタッチすると呼吸の周期を波形で表示する。また頭や体を自動追尾し、うつぶせになっていると黄色表示で知らせる。

保育士は最大8人までモニターで把握できる。乳幼児一人一人にセンサーなどの取り付けが不要で導入コストも安いという。同システムは神戸市の補助金などを活用し18年度から同市内などの保育園数カ所で実証し製品化した。

日刊工業新聞2019年12月19日

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保育園 AI 見守り

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