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ヘッド・マウント・ディスプレーなしでVR!走る爽快感も

ハシラス(東京都中央区、安藤晃弘社長)は、ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)なしで仮想現実(VR)体験ができる「イマーシブ・ディスプレイ」を開発した。眼前に大型ディスプレーを配置して頭の動きに応じて上下させる。視界をディスプレーで埋めることで没入感を引き出す。体験者だけでなく周囲の人たちとコンテンツやゲームを楽しめる。VRコンテンツも合わせて開発するため価格は個別見積もり。アミューズメント施設に提案していく。

センサーで体験者の頭の位置を計測し、高さに応じて大型ディスプレーを上下させる。視線の方向は限られるがHMDを身につけなくても視界いっぱいに映像を流せる。デモ用にラン&ジャンプゲームを作成した。

VR体験施設でHMDを使うと、装着支援や安全管理などのスタッフが必要になる。装置の回転効率が低く、体験者自身が使えるVR装置が求められていた。新装置は前方から風を送って走る爽快感や、足元の振動スピーカーで衝撃などを演出できる。周囲の人もどんなコンテンツで遊べるか端から見てわかる。アミューズメントに加えて科学館など文化施設に提案していく。

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