自動運転バス、路面電車の軌道を走る

広島大が17日実証

 広島大学は、広島電鉄や中国地方整備局など産学官で構成する「広島地区ITS意見交換会」と連携し、広島市内で自動運転のバスが路面電車と軌道内を走行する実証実験を17日に行う。自動運転のバスが軌道に出入りし、電車と協調しながら電停に停止する実験は世界初という。

 ミリ波レーダーや全地球測位システム(GPS)などによる運転支援装置を使い、バスの速度・車線の維持、停止、車線変更などを実験する。結果はモニターらによる乗車の感想も加え、2019年度中に報告書にまとめる。

 実験は国交省に17年度採択された「道路政策の質の向上に資する技術研究開発」の一環。バスの自動運転により運転者不足を補い、軌道内を走ることで、渋滞による遅延解消や電車とのスムーズな乗り継ぎを実現する。都市の魅力向上につなげる。

 17日は広島電鉄江波線の軌道225メートル上を、モニター8人を乗せた小型自動運転バスが、最高時速15キロメートルで軌道内に進入、前方の電車に追従、電停に停止、軌道から退出するといった実験を0―4時まで計9回実施する。

日刊工業新聞2019年11月7日

  

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