洗濯しても縮みにくい、丸編素材を開発
帝人フロンティアが20年度中に展開へ
帝人フロンティア(大阪市北区、日光信二社長、06・6233・2600)は、白衣などのユニホーム向け防縮丸編素材「CFST(仮称)」を開発した。糸加工や編成などを工夫し、耐久性とソフトな風合いを両立した。2020年度中に本格的に展開を始める。工場のつなぎ服やスクラブ(医療用ウエア=写真)などの用途を見込んでいる。
丸編生地は織物生地と比べて伸びが大きく体にフィットするとして、ユニホーム用途でニーズが増えているが、洗濯で縮みやすい難点がある。同社は嵩高加工糸を染色後に膨らませることでニットの空隙を最小化。高温で強くもむ工業洗濯を10回実施した場合の寸法変化率を、3%以内に抑えた。編み設計も工夫し、歪みを防いだ。
丸編生地は織物生地と比べて伸びが大きく体にフィットするとして、ユニホーム用途でニーズが増えているが、洗濯で縮みやすい難点がある。同社は嵩高加工糸を染色後に膨らませることでニットの空隙を最小化。高温で強くもむ工業洗濯を10回実施した場合の寸法変化率を、3%以内に抑えた。編み設計も工夫し、歪みを防いだ。
日刊工業新聞2019年11月1日