企業ブランドを守る、日立の新サービスとは?
社名・ロゴ不正利用防止
日立製作所は、テキストや画像を認識する人工知能(AI)などを活用し、企業ブランドの維持・向上を支援する「ブランドモニタリングサービス」を10月1日に始める。会員制交流サイト(SNS)やブログ、アプリストアなどを自動でモニタリングし、不正アプリの検知や企業ロゴの適正利用管理、機密情報の漏えい検知を行う。大企業向けの個別システム構築(SI)として展開。価格は個別見積もり。2021年度までに10社への提供を目指す。
ブランドモニタリングサービスは、日立のクローリング技術(自動巡回プログラム)とAIを組み合わせ、さまざまなウェブサイトを継続監視し、企業ブランドの毀損(きそん)リスクの防止を支援する。
具体的には、140カ国以上のアプリストアの説明文や画面からロゴや会社名などを分析する「無許諾スマホアプリ検知」、顧客の社内外のサイトでブランド利用のルール違反を検知する「ブランド適正利用管理」、顧客が指定するサイトで機密情報の掲載有無をチェックする「機密情報漏洩検知」の三つのサービスを展開する。
アプリストアやウェブサイトを人手で巡回し、企業のロゴや社名の不正利用をすべて把握することは困難。不正利用の確率が高い対象を自動で発見することで株価や商品の購買意欲、人材確保に影響を与えるブランド価値の維持・向上を支援する。ブランド管理担当者の働き方改革の実現にもつながる。
日立では今後、ブランドマネジメントを専門にする一橋大学の阿久津聡教授と連携し、支援メニューの拡充や同サービスの強化を進める。
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具体的には、140カ国以上のアプリストアの説明文や画面からロゴや会社名などを分析する「無許諾スマホアプリ検知」、顧客の社内外のサイトでブランド利用のルール違反を検知する「ブランド適正利用管理」、顧客が指定するサイトで機密情報の掲載有無をチェックする「機密情報漏洩検知」の三つのサービスを展開する。
アプリストアやウェブサイトを人手で巡回し、企業のロゴや社名の不正利用をすべて把握することは困難。不正利用の確率が高い対象を自動で発見することで株価や商品の購買意欲、人材確保に影響を与えるブランド価値の維持・向上を支援する。ブランド管理担当者の働き方改革の実現にもつながる。
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日刊工業新聞2019年9月18日