シャープが開発、液晶技術を生かしたスポーツ用品の正体

12度Cの温度を約20分間持続させる暑熱対策グローブなど

 シャープは、液晶材料研究で培った蓄冷材技術を応用し、スポーツ向けの新製品を開発した。12度Cの温度を約20分間持続させる暑熱対策グローブ(写真)と、微細な氷の結晶を含んだ飲料を電源なしで作れる容器の2種類。0度C以外の特定の温度を一定時間持続できる技術をアピールする。今後は美容や医療、物流などの分野にも展開して、2025年に蓄冷材関連事業で売上高50億円を目指す。

 スポーツトレーニングの現場指導などを手がけるウィンゲート(東京都板橋区)、デサントジャパン(同豊島区)と共同開発した。実証実験を続けた上で、20年春の製品化を目指す。

 シャープは17年3月に社内ベンチャー組織「テキオンラボ」を設立。液晶材料研究で培った技術を生かし、食品向けなどに商品化してきた。同材料は、マイナス24―プラス28度Cの温度領域内で特定の温度を一定時間保持できる。シャープブランドでの展開は今回が初めて。

日刊工業新聞2019年9月16日

  

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