テーブル上を柔軟に動く配膳ロボ、目立たないレールの正体は?

ジャストウェアが開発、磁気テープ読み取り

 ジャストウェア(東京都台東区、呉俊社長、03・6803・0466)は、飲食店のカウンターテーブルなどの上を移動して料理を届ける配膳ロボット「ジャストロボット」を開発し提案を始めた。2輪駆動の配膳ロボがテーブルに貼った磁気テープを読み取りながら移動する。店内の床を移動する配膳ロボと異なり、人とロボの動線を分離できる。機体原価や導入費用を抑えた。機体の外装など店舗に合わせてデザインしていく。

 配膳ロボの大きさは横20センチ×縦23センチ×高さ22センチメートルで、可搬重量は約3キログラム。カレーやラーメンなどの料理を載せてテーブル上を移動し、注文客の前まで運ぶ。料理の器の載せ降ろしは赤外線センサーで検出する。テーブルが狭くてもその場で回転して方向を変えられる。お客の荷物などに触れるとダンパーセンサーで止まる。

 回転すしのようなルートが固定された供給システムに比べて柔軟なルート選択が可能。システムだけで供給が追いつかない時間帯はスタッフがメーンで切り盛りするなど、人とロボが協調しやすい。

 機体を数十万円に抑え、大がかりな設置工事は要らない。U字カウンターなど、配膳ロボの動線を工夫すれば連続供給が可能。磁気テープは幅1センチメートル程度で、上から木目シールを貼れば目立たない。外装は飲食店に合わせてデザインする。まずは集客効果を狙う。

 飲食店の協力を得てモデル店舗を作り、改善しながら次世代自動配膳システムを構築する。導入コストを既存システムの10分の1から5分の1に抑えることを目指す。

日刊工業新聞2019年9月5日

  

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