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欧州投入の日産「新型ジューク」、生産が英国のワケ

11月末からサンダーランド工場で
 日産自動車は4日、小型スポーツ多目的車(SUV)「ジューク=写真」の全面改良モデルを英サンダーランド工場で生産すると発表した。欧州市場に11月末から投入する。英国は欧州連合(EU)離脱を巡って混迷しているが、欧州での需要を見込んで生産を決めた。

 新型ジュークには高速道路の同一車線上での自動運転機能「プロパイロット」を搭載する。車載Wi―Fi(ワイファイ)を用いることで情報通信技術(ICT)端末との接続も容易にした。クーペスタイルのデザインとし室内空間を拡大した。排気量1000ccの3気筒直噴ターボエンジンに、6速の手動変速機(MT)または、7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を組み合わせる。

 道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェントスピードアシスト」や車線逸脱防止支援システムなども搭載。スマートフォンなどのアプリケーション(応用ソフト)を車内画面に表示できるようにした。

 サンダーランド工場は現行モデルのジュークも生産している。
日刊工業新聞2019年9月5日(自動車・輸送機)

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