北極圏で約600㎞を踏破したお墨付き!極寒環境で着用可能なスマート衣料
大阪大学大学院基礎工学研究科とトーア紡コーポレーションは、自然素材の生地と心拍計測用電極を組み合わせて、極寒環境で着用可能なスマート衣料(写真)を開発した。同大を中心とした研究グループが北極圏で約一カ月にわたって実施した実験で心拍数など生体データの計測に成功。同衣料が極寒環境の生体データ計測や防寒に有効であることを確認した。
スマート衣料はメリノウール生地製の肌着で、合成繊維製よりも汗冷え防止や防臭などの性能に優れる。心拍計測用電極はフィルム状導電素材を用いた。
自然素材によるスマート衣料の開発は業界初という。計測データは登山用スマート衣料の事業化や低体温症予防の研究に役立てる。
計測は2019年4―5月に、冒険家の荻田泰永氏ら10数人が北極圏の島で約600キロメートルの道のりを踏破することで実施した。
スマート衣料はメリノウール生地製の肌着で、合成繊維製よりも汗冷え防止や防臭などの性能に優れる。心拍計測用電極はフィルム状導電素材を用いた。
自然素材によるスマート衣料の開発は業界初という。計測データは登山用スマート衣料の事業化や低体温症予防の研究に役立てる。
計測は2019年4―5月に、冒険家の荻田泰永氏ら10数人が北極圏の島で約600キロメートルの道のりを踏破することで実施した。
日刊工業新聞2019年9月2日