NEC、ラグビーW杯に11言語対応の音声翻訳サービス提供

国内12開催都市で

 NECはラグビーワールドカップ2019日本大会に向け、11言語に対応した多言語音声翻訳サービス「NEC翻訳」を提供する。国内12の開催都市で、スマートフォンやタブレット端末向けのアプリケーション(応用ソフト)や専用端末として提供する。各会場の来場者案内所のスタッフが活用する。さらに来日外国人に無料で提供し、競技場への円滑な入場や各都市での観光の促進にも役立てる。

 NEC翻訳は、情報通信研究機構(NICT)が開発した観光会話向け高精度翻訳エンジンを活用。これまで英語や中国語など4言語に対応したサービスを提供してきたが、ラグビーワールドカップに向けて、スペイン語やフランス語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語など11言語に増やした。

 専用端末は、1台で音声翻訳に加え、テキストでも確認できる。今回は新たにテキスト入力による翻訳にも対応。また会話履歴から最大30件の「お気に入り」を登録できるようにした。

 NECは、ラグビーワールドカップ2019組織委員会観客サービス部に専用端末とアプリを提供。専用端末は12の競技場の案内所に設置され、案内誘導や忘れ物、迷子などのサービスを支援する。競技会場となる自治体向けには外国人観戦客用IDを提供する。

 今大会では約40万人の外国人が訪日するとの試算もあり、競技場に加え、地域の観光にも活用する。外国人の利用状況は、NECが個人情報を取得しない形で蓄積し、各自治体へ提供することで外国人誘客やおもてなしの向上に役立てられる。

「NEC翻訳」アプリの画面イメージ(同社発表資料から)

日刊工業新聞2019年9月2日(ICT)

  

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