セラミックスの国内生産を拡充するソディック、その狙いは?

需要増と大型化に対応へ

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長尺のセラミックス製造が可能になった
 ソディックは半導体・液晶製造装置や工作機械などに使われるセラミックスの国内生産体制を拡充する。石川県加賀市の工場の生産能力を従来比50%増に拡大したのに続き、年内に工作機械などを手がける福井事業所(福井県坂井市)に後工程用の加工機を整備する。将来の製造装置向けの需要増と大型化に対応する。2022年をめどにセラミックス事業の売上高を現在比2倍の35億円に増やす。

 完全子会社のソディックエフ・ティ(横浜市港北区)の工場(石川県加賀市)でセラミックスの前工程の能力を引き上げた。原料の粉砕・混合装置や乾燥装置、焼成炉などを増設した。大型の炉を導入したことで、従来は最長4メートルまでのセラミックス部品までの対応だったのが同5・7メートルに伸び、同時に焼成できる数量も増えた。

 前工程の設備増強にめどがついたことから、工作機械などを使うセラミックス用の後工程の体制を整備する。加賀市の工場が手狭になったことから、福井事業所を活用する。同事業所は主に物流拠点で工作機械の工場として使ってきたが、タイなどへの生産移管が進み、空きスペースがある。

 ソディックは1985年にセラミックスの研究部門を立ち上げ、自社の放電加工機を中心に供給してきた。現在は製造装置向けなど外販の比率が過半を占める。

日刊工業新聞2019年8月26日(機械)

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