暗い場所でも太陽電池で信号発信の仕組み
シャープ、色素増感を搭載
シャープは7日、屋内の非常灯の下など暗い場所でも、信号を安定して発信できるビーコン(小型発信器)「レスビー=写真手前」を開発したと発表した。発電効率を業界最高レベルに高めた独自の色素増感太陽電池を搭載。清水建設が手がける屋内外音声ナビゲーションサービス用として同社に7月末に納入した。消費税抜きの市場価格は1万5000円以上と想定。多様な位置情報サービス事業者などへ提案する。
搭載した色素増感太陽電池は、ビーコンで一般的なアモルファスシリコン太陽電池と比べ、約2倍の発電効率を実現した。これにより50ルクス程度の暗い場所でも、近距離無線通信規格「ブルートゥース」などの信号を1秒間に1回の間隔で安定して発信できる。
現在、ビーコンの電源は一次電池の採用が多い。同社の色素増感太陽電池を採用することで、電池交換といったメンテナンス作業も不要にできる。
搭載した色素増感太陽電池は、ビーコンで一般的なアモルファスシリコン太陽電池と比べ、約2倍の発電効率を実現した。これにより50ルクス程度の暗い場所でも、近距離無線通信規格「ブルートゥース」などの信号を1秒間に1回の間隔で安定して発信できる。
現在、ビーコンの電源は一次電池の採用が多い。同社の色素増感太陽電池を採用することで、電池交換といったメンテナンス作業も不要にできる。
日刊工業新聞2019年8月7日