垂直な壁登るロボット、何に使う?

豊橋技科大が開発

 豊橋技術科学大学機械工学系の真下智昭准教授らの研究チームは、垂直な壁を登ることができるソフトロボット「LEeCH(リーチ)=写真」を開発した。3本の金属製シャワーホースと二つの吸盤を持ち、それぞれのシャワーホースが自在に伸びたり、曲がったりしながら移動する。壁の頂上を乗り越え、反対側に降りることもできる。構造物の建設・検査や災害現場での捜索などに活用を想定する。

 シャワーホースはS字形状の金属板が、らせん状に巻かれた形状。3本を束ねており、らせん状の溝に歯車を押し当てて、それぞれホースを任意の長さで前後に送り出し、吸盤を使って移動する。

 今後は外付けされているバッテリーを内蔵するなどの改良を進める。配線をワイヤレス化すれば、大きさが最大50センチメートル、重量600グラム程度に小型軽量化が可能という。

 壁を乗り越えるロボットは従来も研究されてきたが、サイズが大きくて重いことが課題だった。

日刊工業新聞2019年7月11日

  

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