「MLCC」世界トップ堅守へ、村田製作所が電極材料に140億円投資

野洲事業所、20年11月に完成

 村田製作所は野洲事業所(滋賀県野洲市)に約140億円を投じ、電極材料を生産する新棟(イメージ)を建設する。着工済みで完成予定は2020年11月。同社は国内外でスマートフォンや自動車向けに需要が増える積層セラミックコンデンサー(MLCC)や、ノイズ除去フィルターの生産能力を増強している。この一環で原材料である電極材料の生産能力拡大も決めた。

 野洲事業所は同社グループ最大のR&D拠点だが、原材料も生産している。電極材料については、現状や増強後の生産能力を明らかにしていないが、敷地内に7階建て、延べ床面積が2万3411平方メートルの新棟を建てる計画だ。

 MLCCは電気を蓄えたり、電流を整えたりする電子部品。村田製作所は世界シェア首位。スマートフォンなどの情報機器向けに加え、電装化が進む自動車でも搭載数が増えたことで、需要が急拡大している。

 同社は近年、世界的な電子部品の需要増加に対応すべく、国内ではMLCCを生産する福井県や島根県の拠点、セラミック原料の岡山県の拠点などで、それぞれ数百億円規模を投じ増強に着手。フィリピンや中国、シンガポールの拠点でも増強を進めている。

  

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