キリンがホップの収穫自動化!新しい農業モデルへ

クラフトビール需要増へ先手

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人手と手間がかかる通常のホップの収穫
 キリンホールディングスは自社開発したホップ品種「MURAKAMI SEVEN」の収穫自動化に着手する。個性の強い同ホップはクラフトビール向けに需要増が期待される。岩手県遠野市で新圃(ほ)場を確保し、栽培を開始した。ホップ生産は多くの人手と手間がかかるが、ドイツ生産方式を手本に機械化する。新規就農者を呼び込めるような農業モデルを目指す。5年内には輸出も視野に入れる。

 キリンは遠野市でホップ生産を軸にまちづくりを行う農業法人「BEER EXPERIENCE」に農林中央金庫とともに2018年に出資。このほどホップの機械化生産を実施するため新圃場として合計4・87ヘクタールの土地を賃借し苗の栽培を開始した。ドイツ方式の機械化を導入するため、畑を集約・大規模化し、栽培棚の支柱を従来の5メートルから7メートルに高くして支柱間隔を拡大した。通常、収穫には高所作業車に人が乗り、刈り取る作業が必要だが、安定した収穫が見込める段階で自動で収穫できるトラクターを導入する予定。

 MURAKAMI SEVENは18年に契約栽培を通じて約400キログラムを収穫。新圃場で19年の初年度に約800キログラムを収穫する見込み。3年ほどで安定した収穫が可能となる。収穫自動化モデルを構築し、重労働なしに安定した収益を確立できるようにする。

 キリンのメーンのホップ「IBUKI」は主力ビールに使用している。これに対しMURAKAMI SEVENは個性豊かな香りが特徴で、クラフトビールに向く。同ホップを使ったクラフトビールを子会社などを通じて発売したところで、今後、同ホップのブランド化も進める。

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