髪形を維持できる!「α―ケトグルタル酸」の威力

マンダムと京大が整髪技術を開発

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α―ケトグルタル酸をスプレーして一晩おいた癖毛(右)と水で処理した癖毛
 マンダムと京都大学は、髪の毛の内部で湿気に強い結合を形成する整髪技術を開発した。湿度80%の環境でも、12時間以上にわたり立てた髪を維持や癖毛の縮れを防止できる。髪の毛の外側から整髪成分を塗布する既存の整髪料と比べ、空気中の湿気に強く髪形が長持ちし、過度な光沢のない自然な見た目となる。今後、ヘアワックスや癖毛対策品などで実用化する。

 同技術は、高湿度でも毛髪中のたんぱく質との結び付きが切れにくいイオン結合のできる物質を整髪成分として利用する。毛髪中のたんぱく質にはプラスイオンがあるため、両端にマイナスを持つ二塩基酸類で検討し、海外の化粧品などで保湿成分として使われている「α―ケトグルタル酸」で高い効果を確認した。髪の毛の内部まで浸透して高湿度でも髪形が崩れにくい。水にぬれたときと同程度の自然な光沢で、べたつきも抑えられた。

 α―ケトグルタル酸は合成が難しいため、従来は日本での利用事例はほとんどなかったという。マンダムはすでに素材メーカーを確保し、量産化できる体制を整えている。

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