「撃退」もやる?小売店向け監視システム

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「VIシリーズ」の活用例。画像をAI解析し、人物の不審行動を検知する
 ヴィンクスはスーパーやドラッグストアなどの小売店向け監視ソリューション事業に参入する。監視カメラで不審者を検知し、撃退対策までシステム化する。無人店舗の防犯にも適する。サーバー監視事業のノウハウを生かして開発した。6月に受注をはじめ、2021年12月期までに100件の導入を目指す。これにより監視事業の売上高を現状比2倍の6億円に高める。

 監視カメラで撮影した画像を人工知能(AI)で解析し、人物の不審行動を検知。その上で音声やモニター画面を使って警告し、商品の万引などを未然に防ぐ。AIを監視用途に活用して効率化する事例は増えているが、検知後の対応まで含めてシステム化するのは珍しいという。

 温度センサーを活用した監視も実現する。ショッピングモール内のフードコートの調理場など、火災事故の恐れがある現場向けに提案する。

 ヴィンクスは小売業界向けのマーチャンダイジング(MD)基幹システムや販売時点情報管理(POS)システムなどの開発が主力事業。オフィスコンピューターやサーバーの監視事業も手がけており、流通・小売業や製造業のIoT(モノのインターネット)サービスにも監視事業を拡大する考え。

 監視事業を強化するため、19年5月に新ブランド「VIシリーズ」を立ち上げた。今後は主力事業のPOSシステムとの連携も検討する。

日刊工業新聞2019年5月30日

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