おも~いカボチャの収穫作業を効率的に、AI・ドローン・ロボットが連携

北海道大学などがシステム構築

 北海道大学大学院農学研究院と北見工業大学、東洋農機(北海道帯広市)、農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センターは共同で、カボチャなどの重量物野菜の栽培・収穫システムを構築する。飛行ロボット(ドローン)や収穫ロボット、人工知能(AI)などを活用し、生育から収穫まで一連の作業を効率化して生産性を高める。2022年度までに実用化を目指す。

 栽培・収穫システムは内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「スマートバイオ産業・農業基盤技術」で実施する事業の一つ。カボチャなどの重量物野菜は、人手不足と高齢化により、農家にとって収穫作業が大きな負担になっている。

 収穫については、まずドローンでおおよそのカボチャの位置を把握。実を傷付けずにつかむ専用ハンドを装着した収穫ロボットを活用する。収穫ロボットにはカメラを搭載し、実の位置を正確に把握できるようにする。カボチャのほかスイカでも利用できる見込み。

 栽培についてはドローンを用い、生育状況や病虫害の発生、実の位置などを撮影し、管理に活用できるようにする。成長するとカボチャの実が葉に隠れて見えなくなるため、成長前の位置を把握する。生育時の画像データを大量に収集し、AIで分析することで管理作業の最適化や、収穫時期や収量の予測などに活用できるようにする。

 カボチャの生産は北海道が国内の4割以上を占める。実が生育した時、同一方向に並んでいないほか、生育時期にバラツキがあるためこれまで収穫作業の自動化が難しかった。

日刊工業新聞2019年5月29日

日刊工業新聞 記者

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05月30日
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