グーグルがOS提供打ち切り、ファーウェイ製品発売延期

 米中貿易摩擦が日本でのスマートフォン販売にも影響を及ぼし始めた。米グーグルが中国通信大手の華為技術(ファーウェイ)に対し、スマホ向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の更新版の提供を打ち切ると決定。こうした中でKDDIとソフトバンクは22日、夏モデルとして発売予定だったファーウェイのスマホの発売を延期すると発表した。NTTドコモも夏モデルの予約受け付けを延期する方向で検討している。

 KDDIは5月下旬を予定していた「ファーウェイP30ライトプレミアム」の発売時期を延期する。発売日は未定。ソフトバンクも24日に予定していたワイモバイルの「ファーウェイP30ライト」の発売を延期する。14日から受け付けていた予約についても22日以降、停止した。

 NTTドコモも今夏に「ファーウェイP30プロHW―02L」の発売を予定していた。同製品は世界で初めてライカの4眼カメラを搭載。超広角から望遠まであらゆるシーンに対応でき、端末購入補助を用いた実質価格は5万5200円。高機能であるにもかかわらず低価格で、国内でもシェアを高めていた。

 MM総研がまとめた2018年の国内スマホ出荷台数でファーウェイは前年比63・4%増の188万4000台。メーカー別シェアは6・2%と前年の7位から5位に上昇していた。

 また、ファーウェイには京セラなど日本企業も部品を供給している。今回、KDDIとソフトバンクが夏モデルの発売を延期したが、さらにファーウェイの取り扱いを見直す動きが広がれば日本の部品メーカーへの影響も懸念される。

日刊工業新聞2019年5月23日

  

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