キヤノンが100億円投資し金型増強のワケ

自動車向けなどの外販需要見込む

 キヤノンとキヤノンモールド(茨城県笠間市)は16日、金型事業の拡大のため、笠間市内に100億円以上かけて新工場を建設すると発表した。キヤノンモールドが同市内に持つ6カ所の工場を新工場に集約、効率化と生産能力の拡大を図る。操業開始は2020年8月の予定。

 茨城県が整備中の茨城中央工業団地内の約10万平方メートルの工場用地に建設する予定で、工場の延べ床面積は約1万8000平方メートル。県の承認が得られ次第、12月にも着工する。

 自動車や自動車部品、電機、医療機器メーカーなどに精密プラスチック金型の外販需要の増加を見込む。建物や設備を刷新し、物流効率の向上と生産拡大を目指す。

 キヤノンは同市内に工場展開していたイガリモールドを04年に子会社化。自社向けの金型はキヤノンモールドの阿見事業所(茨城県阿見町)、外販向け金型は笠間市内の6工場ですみ分けをしてきた。

 新工場稼働後の6工場の活用法は未定。新工場の詳細は、県の承認後に決定する。

日刊工業新聞2019年5月17日

  

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