ゴールデンウィーク10連休が影響、資金供給量が過去最高に
日銀が4月末の残高を発表
日銀は8日、市中に出回る現金と金融機関が日銀に預ける当座預金の合計である資金供給量(マネタリーベース)の4月末の残高が514兆5598億円と、過去最高を記録したと発表した。残高は2カ月連続で増加した。改元に伴う10連休を控え、個人、企業などで手元資金のニーズが高まったことが要因とみられる。
一方、4月中のマネタリーベースの平均残高は前年同月比3・1%増の507兆3520億円。このうち金融機関が日銀に預ける当座預金は同2・7%増の393兆7713億円。紙幣は同4・6%増の108兆7111億円、貨幣は同2・0%増の4兆8696億円となった。日銀は消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を上回るまで、マネタリーベースの拡大を継続する方針だ。
一方、4月中のマネタリーベースの平均残高は前年同月比3・1%増の507兆3520億円。このうち金融機関が日銀に預ける当座預金は同2・7%増の393兆7713億円。紙幣は同4・6%増の108兆7111億円、貨幣は同2・0%増の4兆8696億円となった。日銀は消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を上回るまで、マネタリーベースの拡大を継続する方針だ。
日刊工業新聞2019年5月9日