トヨタの豊田社長を取締役に招くデンソー、連携加速の行方は?
ウーバーへの共同出資など、自動運転、電動化を強化
デンソーは、トヨタ自動車の豊田章男社長を取締役に招く。6月26日に開く株主総会と取締役会を経て就任する。トヨタ創業家出身のデンソー取締役就任は、2015年に退任した豊田章一郎名誉会長以来4年ぶり。トヨタが電子部品事業をデンソーに移管するなど、両社の協業は年々加速している。連携を密にし、自動運転や電動化といった次世代領域での競争力強化を図る。
両社は20年4月に予定する電子部品事業の移管に加え、米ウーバー・テクノロジーズへの共同出資など近年連携を深めている。
次世代技術や産業の変革期で勝ち抜くために、グループ連携の必要性は高まっている。今回の人事で経営スピードや競争力の強化を狙う。
有馬浩二社長は「トヨタのトップが取締役に入って議論してきた経緯がある」とした上で、「豊田社長は今のタイミングが良かった」と話した。
両社は20年4月に予定する電子部品事業の移管に加え、米ウーバー・テクノロジーズへの共同出資など近年連携を深めている。
次世代技術や産業の変革期で勝ち抜くために、グループ連携の必要性は高まっている。今回の人事で経営スピードや競争力の強化を狙う。
有馬浩二社長は「トヨタのトップが取締役に入って議論してきた経緯がある」とした上で、「豊田社長は今のタイミングが良かった」と話した。
日刊工業新聞2019年4月29日(自動車・輸送機)