超ハード!「泥沼障害物競走」の魅力とは?

ダイセル・エボニック社長の金井産氏

 壁を登ったり、重いタイヤを担いだりしながら、泥の中を突き進む―。この泥沼障害物競走「マッドマラソン」に参加したのは、独エボニックリソースエフィシエンシーのハイパフォーマンス・ポリマー事業部で働いていた頃、同僚に誘われたのがきっかけだった。この事業部には走るのが好きな人が多くいて、「あの場所に行けばシャワーがある」などと、普段から情報交換していた。

 2018年5月に独ヴィーゼ空港近くで開催されたマッドマラソンには、同僚約20人とチームを組んで参加した。有刺鉄線の下をくぐったり、3メートル下の泥沼プールに飛び込んだりとハードだったが、全員が18キロメートルのコースを完走した。

 メンバーとは、大会の3カ月前から工場の周りを一緒に走ったり、昼休みにミーティングを開いたりした。競技中は他のメンバーを引っ張り上げるなど協力してゴールを目指すので、チームビルディングに役立つ。

 競技中の写真を撮りたいが、スマートフォンをポケットに入れておくと泥の中に消えてしまうし、無くさなくてもレンズが曇る。

 もともと体を動かすのが好きで、6年ほど前から健康を意識して走るようになった。マラソンの記録では、3時間30分を切るのが目標。走っている間は普段は難しい「100%自分と向き合う時間」が得られる。

 枝豆の仮装で友人と17年に参加した、ベルギーの「ビア・ラバーズ・マラソン」も思い出深い。給水所にビールがあり、12種類以上飲んだ。

 当社はダイセルと独エボニックの合弁会社で機能性樹脂を手がけており、複合フィルム「アール・コンポ」はスポーツシューズなどのソールへの採用が増えている。走る時のシューズにはこだわりがあり、仕事にも生かせるかもしれない。

日刊工業新聞4月12日(人物)

  

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