京急電鉄が高架下に「モノづくり拠点」の狙い

クリエーターと町工場タッグ

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KOCAの工房内にある木材切削機
 京浜急行電鉄は1日、京急線の大森町―梅屋敷駅間高架下のモノづくり複合施設「梅森プラットフォーム」を開業する。インキュベーション施設「KOCA」や、地元企業のトップウォーターシステムズ(東京都大田区)などが入居する。クリエーターと地元の町工場の協業を促進する拠点として活用する。

 KOCAは四つの棟で構成し、コワーキングスペースやキッチン付きのラウンジ、個室、木材切削機やレーザー加工機、3Dプリンターを導入した工房を設置した。モノづくり拠点の整備を行うアットカマタ(同区)が運営する。

 2棟ある工場の一つには産業用純水装置を手がけるトップウォーターシステムズが入居し、装置の組み立て作業などを行う。同社の武田龍太郎社長は「人が集まりやすいことが利点。若いクリエーターと新しい取り組みもしていきたい」と話した。もう一つの工場にもコーティング加工業の入居を交渉中だ。

 梅森プラットフォームは全8棟でほかにも不動産企画・運営の仙六屋(東京都大田区)やベーカリーカフェ「パン工房ベルベ」がテナントとなる。今回、大森町―梅屋敷駅間の利用可能な高架下スペースの約半分を使っており、今後も順次開発を進める。

日刊工業新聞2019年4月1日

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