三菱地所がロボ実証を拡大、今度は大学での理由

学校法人立命館とパートナーシップ協定を締結

 三菱地所は28日、人間とロボットの協業実現を目指す実証実験をキャンパスで実施することで、学校法人立命館とパートナーシップ協定を結んだと発表した。三菱地所は東京・丸の内地区のオフィスビルで清掃や警備、運搬用ロボなどを実験している。同様の実験を大学キャンパスなどで実施し、オフィスや商業空間とは異なる環境での問題点を洗い出し、解決を図る。2020年にロボ社会実装ガイドラインを策定したい考えだ。

 三菱地所の吉田淳一社長は「現在、多数企業が清掃ロボなどの実験に取り組んでいるが、(初歩的な)フェーズ1段階がほとんど」とし、立命館との提携でさらに協業を進めた段階を早く実現し、優位性を持ちたいとした。学生や外国人、障がい者など多様な人々が利用する空間で清掃ロボや警備ロボが稼働することで、問題点を探ると同時に異なる機種のロボでの連携を模索する。例えば警備ロボが見つけたゴミを清掃ロボに除去させたり、コミュニケーションロボと他のロボで連携させたりする。

 4月2日の立命館大入学式で日立製作所のコミュニケーションロボ「EMIEW(エミュー)3」を使った日英中3カ国語の音声対話と施設案内を実施するほか、5月7日に米国製運搬ロボ「Marble(マーブル)」により、学生がスマートフォンで注文した食事などを配達する実験を計画する。

 清掃ロボや警備ロボの実験も進め、キャンパス運営の効率化にもつなげる。

日刊工業新聞2019年3月29日

  

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