再生エネ100%活用の電車を運行する狙い
東京急行電鉄が「世田谷線」に導入
東京急行電鉄は25日、世田谷線における電車の運行を再生可能エネルギー100%の電力でまかなうと発表した。東北電力グループの水力・地熱発電所で発電した二酸化炭素(CO2)排出ゼロの電力を調達する。地域密着路線で国内初となる再エネ100%電車を運行し、環境に配慮した持続的な沿線づくりに役立てるのが狙い。
世田谷線は同社唯一の軌道線。東京都世田谷区内の三軒茶屋―下高井戸間約5キロメートルを、2両編成の車両が運行する。契約電力は550キロワット。環境価値を考慮して、電力単価は通常の契約よりも2割程度高いという。巴政雄副社長は「低炭素・循環型社会を身近なものとして考えるきっかけになってほしい」とアピールした。
世田谷線は同社唯一の軌道線。東京都世田谷区内の三軒茶屋―下高井戸間約5キロメートルを、2両編成の車両が運行する。契約電力は550キロワット。環境価値を考慮して、電力単価は通常の契約よりも2割程度高いという。巴政雄副社長は「低炭素・循環型社会を身近なものとして考えるきっかけになってほしい」とアピールした。
日刊工業新聞2019年3月26日